夫婦そろって、食事へのこだわりはそれほどでもありません。
たとえば、特別に無農薬がいいとか、オーガニックじゃないと…っていうこともありません。
でも奥さんは、ジャンキーで不健康そうなものは単純に好みではないようです。
わたしは、奥さんがいなかったら不健康なものばかり食べているだろうなぁと自分でも思うぐらいですが、奥さんは
そういうわたしに対して、「それはダメだよ」みたいなことをいうことは全然なくて、わたしが好きそうなチョコレートやお菓子など、わたしの仕事道具置き場にそっと置いておいてくれます。
ふだんの食事やお弁当は、奥さんがいつもつくってくれます。
だから、こんなわたしでも自然と、健康的な食事ができていてほんとうにありがたいです。
わたしは完全に奥さんのお陰で健康でいられている思います。
こんなわたしでも、この家に住むようになって食事について変わったことがあります。
ひとつは、外食がものすごく減ったこと。
もともと多くはなかったのですが、休日に遊びに出ることがほとんどなくなったり、カフェに行くより、おいしいケーキを買ってきて、家で自分で挽いて淹れるコーヒーと一緒にいただく方がおいしいからか…家族で外食するのは
年に1~2回ぐらいかもしれません。
ふたつめは、いちばん最初に書いたように、無農薬とかオーガニックとか、、そういうこだわりはまったくなかったのですが、ご近所さんがつくる無農薬有機栽培の野菜をいただいたり、田んぼや畑に囲まれて暮らしているせいか、自分たちでも少しずつ、食べ物を自分で育てることの豊かさというか、おもしろさを感じられるようになってきました。
自然のサイクルの中、自然の力でおいしい野菜ができることの素晴らしさに気づいて、食べものの本来の姿みたいなものに直接触れられることで、「そういうことならこっちの方が自然だからこっちの方がいいね」っていうような感覚を持てるようになりました。
そうしているうちに、少しずつわたしの中の「食」に対する意識も、そういう方向に自然と向かっているような感じがしています。今年、2022年からは田んぼを2反(=2000㎡)借りて、お米づくりをはじめました。自分で育てたお米はきっととてもおいしいのだろうなぁと思います。それは、自分で育てたという記憶や、経験も一緒にそのお米の中につまっているからだと思います。
畑の一部には夏野菜を植えたのですが、今年の夏は、きゅうり、なす、オクラ、ピーマンは買うことなく畑で育ったものでまかなえています。子どもたちと夕方、一緒に収穫してその野菜が食卓に上がることの、何とも言えない豊かさを感じられています。
みっつめは、たとえばスーパーでサンマが安かったから縁側に七輪出して焼いて食べようっていうふうに、家の庭…縁側で食事をするということがふだんの生活の中に自然に溶け込むようになりました。
もともとちょっと恥ずかしいぐらい、不健康な食事が好みだったわたしでも、奥さんと、この家と、環境のおかげで少しずつ、食の感覚が世の中のみなさんの感覚に近づいてきたきたのは、とても幸せなことだと思います。
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