「住む」ということ
思えば、人は生きる中で、常に何かの行為と共にあるものです。食べる、寝る起きる、休む、働く、・・・このような行為の質や良し悪しについては、折々に考えさせられる機会が訪れるものです。だけど、「住む」という行為について考えることはあまり多くないように感じています。

何もない場所
ここには特別なものは何もなく、同じ市に住む人でも名前も知らないような場所です。ここにあるのは、人と自然が交わりながら自然のリズムの中で生きる里山の風景だけ。わたしはこの風景の中に身を置くことで「住むということ」を折々に思い、考えるようになりました。「住むということ」は、人の一生と直接結びつき、生きる本能と重なりあい、意図する・しないに関わらず、その生き方を映し出すもののように思います。
つながる場所
小さな巣箱のように里山の風景に溶けるこの場所で、記憶や思いの中にある「点」が、これから先の「点」にゆっくり静かにつながっていく…。そしてこの場所が新たな記憶の「点」になるように。
ここを訪れてくれる方々と、わたしたち夫婦と、それぞれの点が出会う縁りどころができたら幸せだろうなぁという小さな願いも、この「点」に込めて。