気分と対話する

住まいの在りようをしつえるとき、何かを真似たり、法則に沿ってやってみたりすることもあるかもしれない。
だけど、わたしがいる場所を、整えたり、家具や小物を並べ替えたりすることの、その先にあることを思ってみると、その先にはわたし自身の気分がある。

想像してみる、何かのどれかをここに持ってきてみたときのこと。どんな気分がするだろう…
一人で想像するよりも、もう一人のわたしを立ててみて、その気分を感じているわたしに確認してみる。
いいか、よくないか、それは、ちょっと大きすぎたか、小さすぎたか、ちょうどよいか、
かくかくしすぎか、丸すぎたか、固すぎるか、柔らかすぎるか、色がきついか、色がない方がいいか…
気分と対話するように。

想像してみて、対話してみて、気分がしっくりくるようだったら、それをお迎えする。

だけど、想像と現実が違うことがある。
お迎えしたけれど、ちょっとだけ、違和感が出てしまうこともある。
そんなときは、もう一度気分と対話しながら、動かしてみる、ちがうところに置いてみる、角度を変えてみる、並びを変えてみる、ほかのものと組み合わせてみる、そうすると、気分がぴたっとおさまるところがある。

気分で空間はできていく。

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