子育てについて、子どもとの距離感、子どもを叱るということ…考えてみました。

3.暮らしのこと


子どもたちがまだ小さかったころ…2~3年前ぐらいまでは、子どもを叱りすぎて自己嫌悪に陥ることがたびたびありました。でも、昨年あたりから、そういうことがずいぶん少なくなりました。

子どもたちが小さなときは、イヤイヤやかんしゃくが出ると、もう本当にどうしたらいいかわからなくなって、わからないから怒るしか無くなる…そんな感じでした。
子どもたちが成長して、そういうことが少なくなったのは、子どもたち自身が家族の一員として、どうした方がいいかな?どういう風に振る舞ったらいいのかな?って、考えられるようになってきたことをすごく感じます。そのおかげで、親としては、ずいぶん楽をさせてもらえるようになりました。

今、子どもたちは、中1(男)、小5(女)、小3(女)です。
中1の長男は5年生の後半ぐらいから、思春期がはじまり出したのですが、思春期が始まったばかりのころはむずかしいところがちらほら顔を出す感じがありましたが、小6、中1と成長するにしたがって、思春期特有の自分を主張したい感情をコントロールできるようになってきたなぁと感じます。

思春期真っ只中の長男には特に、人として、社会で生きていくためにこれは正した方がいいなと感じることはけっこう厳しめに話をします。でも、ふだんはできるだけ多めに見ることにしているので、そんなお説教的なことは年に2~3回ぐらいです。

…お説教するのが、正しいことなのかはわかりませんが、親の私の感覚として、人の行為として許すべきではないと思うことは、親の責任としてしっかり心に刺さるように教えないといけないのかなと思います。

そういう時には、なぜそのことに対して叱っているか?なぜそれがいけないことなのか?…できるだけその子自身に
自分で考えさせるように話をして、お父さんはこう思うけどあなたはどう思う?最終的には自分で考えなさい。という風に話しています。

お父さんはこう思う。のところでは、お父さんは、ふだんこういう風に考えている。こういう風に振る舞っているる。人にはこういう風に接している。…など、わたし自身がこれまで生きてきた中で、どのように感じてきたから、そうした方がいいと思っているのかを話します。

それから、お父さんがいうことが間違っていると思うなら、そう言っていいんだよ。お父さんだって完璧じゃないし
間違ったことを言うこともあるんだから…とも伝えたりします。

思春期になると、そろそろ親子の間柄よりも大人と大人の距離感を意図してつくっていくほうが良さそうだと、長男と話をする中で感じています。

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これまで子どもたちと、向き合ってきて感じていることは、子どもは、上手にできないのが正常な姿だとということと。それは、奥さんの身長を越して、わたしの目線に近づいてきた、中1の長男だって同じです。

親であるわたしも完璧ではないから、わたしが言うことや思うことも、正しくないかもしれないといつも意識しておかないといけない気がするなぁとも思います。

それと、子どもたちのことを決めつけないこと。

確実にこの子がやっただろうなぁという悪いことも、その子がやってないというのならできるだけその子の言うことが正しいのだと受け入れるようにしたいと思っています。

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きょうだい3人、それぞれキャラクターが違っていて、平等に接していたらそれでいいかというと、そうでもなくて、今、小学5年生の、3人兄妹の真ん中の長女は、小さな子どもの頃から他の子より、大目に見たりしながらちょっとおおらかめに接しないと、ダメになるような感じがしていたので、他の2人には悪いなぁと思いながらもちょっと重心をかけ気味に接してきました。

彼女は、いちばん心をコントロールするのが不器用で、いちばん親がどんなふうに感じているかを気にする子で、いちばん人に負けたくなくて、ちゃんとしたいって思っている子。

赤ちゃんの頃からいちばん手がかかって、いちばんわたしもどうしたらいいか困ってしまったことも色々あった子。

そんな彼女も今では、ずいぶん心をコントロールできるようになってちゃんとお姉ちゃんになったので、前ほど気にして接してあげなくてもよくなってきたような気がします。

2年生の末っ子は、家ではいちばんひょうきんキャラなのに学校ではいちばんおとなしい。

でも、もともと家でもいちばん空気を読んで、いちばんお利口に振る舞えるんだけど、ひょうきんなキャラの方が
なんとなく彼女の素の部分のような感じもしているので、彼女が彼女らしくあるためにどうしたらいいんだろうって
考えながら接しています。

子育てはほんとうに親が、子に育てられるところがたくさんあって、子育てを通して学ぶことがたくさんあります。
だから、親は完璧ではないということと、子どもはできないのが正常な姿だといつも心の中に置いておくようにした方がいいのかなと今は、思っていますが、きっと、子育てはずっと手探りなんだろうなぁと思います。

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