田舎暮らし…子どもの送迎をどう考えるか?

4.田舎のこと

家を建てたいなぁと考えはじめたころ、土地の条件の優先順位を夫婦で話し合ったときには、子どもの通学が近いか遠いかということは条件に含めないことにしました。

子どものそういうことが必要な期間は、家を建てて暮らす全部の期間の中で考えるとごく一部だと考えたからです。
それに、私にとって家は「夫婦の家」という考えがあったから…というのも大きいかもしれません。


遠ければ送り迎えは考えないといけないよね。ということもイメージしていたのですが、子どもの送迎は、親子にとってとてもいいことだと考えることにしました。

どういうことかというと…

わたしは思春期の頃、親とすすんで話をすることはなく学校であった出来事などを話した記憶も聞かれた記憶もあまりありません。親と子どもは、ある時期までは「自然に」コミュニケーションをとることができるけど、思春期を迎えると、コミュニケーションをとるのに努力が必要になることもあると、自分の経験を通して感じていました。

例えば、娘が高校生になって、送迎が必要な距離感や条件の学校に通うことになった時に、父親のわたしが思春期の娘を送迎することになります。父と娘は、送迎の間、同じときを過ごして、お互いの心持ちを感じ取る時間が生活の中に自然と組み込まれることになります。

学校まで3.2kmあるので7時ぐらいには家を出る

これはとても、素敵なことだと思っていて、わたしはあまりおしゃべりが上手ではないから、きっとそういうことがなかったら、どのタイミングでどんな話題を話しかけたらいいのか考えるうちに、結局まともな話もできずに毎日が過ぎて行ってしまうかも…と思うからです。

今、毎日ではありませんが、子どもたちの登校のときに、わたしの運動不足解消もかねて一緒に歩いています。
一緒に歩くようになったのは、子どもが低学年のころ、長距離歩くのになれていなかったので、少しでもポジティブな気持ちで歩いてもらうために始めました。
今、長男は中学1年生なので、もう、ひとりで歩きますが、何かの拍子に一緒に歩くことになる、といろいろ話をしてくれます。小学生の娘2人は、学校のことやふだんのことを話して聞かせてくれてとても幸せで愛おしい時間になっています。

息子が小学校4年生ぐらいのときの登校風景

今はあたりまえのようなこの時間ですが、もし、この時間が無いまま子どもたちが大人になったら、願っても絶対に手に入れることのできない時間です。親子の関係のなかで、この時間はほんとうにかけがえのない時間になるように感じています。

器用ではないわたしにとって送迎が必要な田舎暮らしは、ほんとうにありがたい環境だと思っています。

ちなみに、わが家は、習い事は週一回だけで塾は行っていません。これからもたぶん塾に行かせることはない予定です。その分の負担が少ないからそんな風に思えるのかもしれません。塾や習い事のたびに、送迎をするとなると、それは結構、大変なことだろうなぁとは思います。。

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