わたしの家は、里山の緑豊かな土地に似合う箱(=シンプルな木の家)を用意して中身はあとで足していきました。
ここに住むまでは、DIYというとなんだかちょっと特別な趣味のような感じがしていたけれど、自分の家を心地よくしつらえる行為は生き物の本能なんだと思うようになった。
水槽で飼っているサワガニくん(道端で拾った)でも、いつもせっせと住処をアレンジしてるのだから。
いちばん最近こしらえたおおきなものはベランダで、縁側の屋根の上にのせている感じ。木の外壁だからどこにどれぐらいの大きさで下地があるかさえわかったら壁に固定するのも結構大丈夫。
キッチンの窓の棚は、窓の両脇の柱に簡単な金物をつけて棚板をのっけてるだけ。もともと家を建てる前は食器が少ししかなかったから、造作キッチンの収納量がとても少なく、家を建ててコーヒーを淹れて飲むようになってからコーヒーカップやドリッパーなどを置くスペースがなくて、こしらえたもの。
窓際のソファベッドは可動式。イメージ的には大きな下駄みたいなのを木でつくってその上にマットレスをのせてるだけ。マットレスはオーダーでつくってもらった。
折りたたみ式のカウンターは、内壁のアクセントにしているオーク材のあまりを
つぎはぎして天板にして、インターネットで買った折り畳み式の金物で壁に表しになっている小柱に固定した。
参考:働く壁(リビングの壁編) https://hyggehouse.website/2017/10/15/221/
南の庭のバスケットゴールは、下が押し入れみたいな物置きになっていて、上のバスケットゴールの裏は子どもたちの遊び場。娘二人がお隣の子と一緒に上ってお菓子を食べたり、本を読んだりして活用してくれている。なくてもまったく困らないけど、子どもが外で遊んでくれるうちにひとつの思い出になるといいなぁと思って作ったもの。
ダイニングテーブルとベンチは、この家ができて最初にこの家のサイズに合わせてこしらえた。インターネットで購入した鉄脚にオークの幅はぎ材を乗っけてるだけ。
子どもたちのスペースのロフトやカウンターは、子どもたちの成長とともにつくったり分解したりしている。
車や外道具を納める小屋の骨組みは、コストコのテントガレージ。
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この家で暮らすようになって、家ってほんとうは住む人が思い思いに自由にしつらえていくもので、みんなが思っている家のあたりまえな感じより、もっともっとラフで気楽でいいんだなぁと思う。
そして、実は、そういう風にラフに、好きにアレンジしていくことが、ほんとうは、家や暮らしのいちばんおいしいところだったりするんじゃないかなぁと感じている。
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