アイロンがけが好きになる。

3.暮らしのこと

「アイロンがけ、やりたくない」。
しわのついた服も、「形状記憶だから」とそのまま。
…けれど、ある日を境にアイロンがけが好きになった。

きっかけは窓。

この家に住んで、毎朝着替えをする場所。
いつものように着替えようと服を手に…
なんとも清々しい窓からの景色。

「今日はアイロンでもかけてみよう」。
窓の向こうの風景を横目にアイロンをかける。

とても気持ちがいい。
清々しい朝を感じながら自分の手でしわが伸ばされていく…
清々しさ倍増。

この日から、自分が着ていく服は毎日アイロンをかけるようになった。

だんだん1枚では物足りなくなって、子どもたちの制服も。
私の服の「3倍シワシワ」のシャツがピンとなっていく。
清々しさ倍増。

朝のアイロンがけ

窓の向こうの風景がきっかけだったけれど、
いつのまにか、アイロンがけが楽し……、
「楽しい」というのとはちょっと違う。
とにかく、気持ちがいい。

シワシワがピーンとなっていく、その感じがいい。
これから始まる新しい一日の心の準備が整っていく感じが、いい。
なんだか、自分の心もシャツと一緒にしわがのびていくような感じがして、いい。
朝、アイロンを滑らせていると、
着る人の今日、いい日になるように…
そんな想いがふわっと湧いてくる。

朝いちのアイロンがけは、
今日一日を、“より”良くするための習慣になった。

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