永く安心できる、継ぎ目のない基礎

1.家のこと

わが家はシンケンスタイルの家。
知れば知るほど至れり尽くせり。

【全く継ぎ目のない基礎】
わが家の基礎はベタ基礎という基礎です。
わが家のベタ基礎には、継ぎ目が全くありません。

ほれぼれするほど美しい一体基礎

「継ぎ目」って何?行ってる意味がわからない。
…って方も多いと思いますが、これって実はなかなかすごいことなんです。

【基礎コンクリートは2回に分けてつくられる】

ふつうのベタ基礎は
土間やスラブと言われる水平な部分をつくって、その次に立ち上がりと呼ばれる壁になるところをつくります。
2回に分けてコンクリートをつくるので、水平な部分と壁になる部分には継ぎ目ができます。
このように継ぎ目があるのがふつうのベタ基礎ですが、シンケンスタイルの基礎には継ぎ目がありません。

【マンションの階ごとの打ち継ぎ部は徹底的に防水する】

ゼネコンの現場監督時代、高層マンションの工事を2件担当したことがあります。
その時に先輩に教えられたこと、
「コンクリートの打ち継ぎは何もしなければ必ず水が漏る」
ということ。だから、マンションのように高いコンクリートの建物は階ごとに継ぎ目ができるわけですが、
その継ぎ目は、必ずこれでもかというぐらい徹底的に防水処理を施していました。

【戸建て住宅の基礎の打ち継ぎに防水をする会社は少ない】

このゼネコンの現場監督時代の常識は、戸建て住宅の世界ではかなり軽く扱われていました。
おそらく、戸建て住宅のベタ基礎のコンクリートの継ぎ目に防水処理を施している会社はほとんどないのではないかと思います。

【打ち継ぎは漏水とシロアリ侵入の可能性をはらむ】

水は本当に小さな小さな隙間でも侵入します。
だからコンクリートの継ぎ目は人の目で水が入りそうに見えませんが実際はいとも簡単に入ります。

コンクリートの打ち継ぎが原因で床下に漏水した事例

そして厄介なことに床下に漏ってこない場合でも、その継ぎ目からの漏水の影響は何十年か経ってから出始めるものもあります。
少しずつの漏水でも、長い間に中の鉄筋が腐食することによってコンクリートの爆裂が起きます。
こうなるとコンクリートの強度は著しく減少してしまいます。
また、打ち継ぎがシロアリの侵入経路になってしまうこともあるのです。

【すべてが一体になったシンケンスタイルのベタ基礎】

全てが一体となった継ぎ目のない基礎は施工技術が必要。

シンケンスタイルのベタ基礎は水平なところと壁になるところはもちろん、ウッドデッキの下に施される基礎までも一体になった、完全一体基礎です。
このような基礎をつくっている会社はかなり希少だと思います。
ふだんあまり注目されない部分である基礎ですが、「基礎が大事」というようにやっぱり永く安心して住まうことのできる家にするには基礎はやっぱり大事なのです。

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